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はせくらみゆきのマンスリーことのは通信

あけの会 マンスリーことのは通信2019年2月

皆様、こんにちは。
平成三十一年の二月、如月の月となりました。
如月(きさらぎ)とは、もともと、
衣重着(きさらぎ)から来たものと言われ、
寒さが厳しい季節に、衣を重ねて着る、ということから、
きさらぎ、と呼ばれるようになったようです。
そこに中国から来た漢字である如月が当てられたのだとか。

今は、一年の中でも最も寒さを感じる季節でもありますが、
暦の上ではまもなく立春を迎えようとしています。
節分までは、前の年のエネルギーですが、
立春を迎えてからは、本格的に、
今年のエネルギーを持って、いよいよ始まる、という感じでしょうか。
どうぞ、新しい御代を迎える今年、
身も心もリフレッシュして、新たなる始まりを迎えたいものですね。

さて、この二月、ふと気になって、
古来から受け継がれてきた、和の行事として、
どんなものがあるのか調べてみました。

すると、主に3つあることが分かりました。
ひとつは節分。節分には、節分祭として、
豆まきが行われますが、
これは平安時代より宮中で行われていた、
追儺式が起源とされているのだそうです。
これは、大晦日に邪気や厄難を祓う行事として、
行われていたものです。

二つめは、紀元節。つまり、建国記念の日です。
2月11日ですが、神武天皇が橿原宮において、
初めて天皇の位に就かれた日です。
この日の時間のどこかで、
こうして日の本の国の民として生かされ生きることに、
感謝をささげ、更なる弥栄を願い、お祈りを捧げられたら
と思っています。

そして三つめが、2月17日の祈年祭です。
2月17日に執り行われるお祭りで、「としごひのまつり」と
呼ばれているものなのですが、この「とし」とは、お米のことをさします。
年の初めにお米をはじめとした五穀豊穣のお祈りの日で、
今も宮中では行われているのですね。

この伝統は、なんと奈良時代より続いているとのこと。
連綿と続く祈り合わせの先に、こうして私たち子孫が、
飢えることもなく、豊かな恵みを享受することが出来ているんだな…
そう思うと、ただただ有難く、胸がいっぱいになりますね。

日にちが少ない如月の月は、
毎年、とりわけ早く過ぎ去るように感じます。
けれども、そんな時だからこそ、
日々をゆったりと丁寧に過ごしたいと思います。

私は、いつのまにか急いてしまって、ゆとりがなくなってきたな、
と思った時には、とりあえず目をつむって、
ゆっくりとした呼吸を繰り返すようにしています。
そうして、呼吸に意識を集中して、
自分がただの吐く息と吸う息そのものになったような
イメージをするのです。

そうしているうちに、自分が波の一部になったり、
宇宙の脈動の一部になっていくような感覚となり、
自然とリラックスして、逆に集中力が高まったりもします。

もし、身体にこわばりがあるときは、
わかめ体操といって、自分が海中で漂う、
「わかめ」になったとイメージして、
全身をゆらゆらと、おもいっきり(笑)、漂わせます。
お好きな曲にあわせて、一曲分ゆらゆらすると、
けっこうな運動量になることと、
身体が凝っている部分を自然と集中的に動かすので、
いつのまにか肩こりが軽減していたりもします。

…というわけで、呼吸法とわかめ体操、
手軽にできる健康法であると共に、
「今」に意識を戻す方法として、
私は個人的に気に入っています♪
よければどうぞ。

それでは最後に、今月のお気に入りの雅楽曲を
お届けして二月のマンスリー通信を終えます
(…って、まるでDJみたいなノリですが…笑)
舞楽 賀殿 より

賀殿の説明はコチラ
http://utamai.com/article/175956554.html

風邪も流行っているようです。
どうぞお身体にはお気をつけて、
元気でお過ごしくださいませ。

はせくらみゆき 拝

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