皆様、こんにちは。うららかな春の日差しが、
うれしい季節となりましたね。
1日には、新元号「令和」も発表となり、
このたおやかな音霊の響きと相まって、
少しずつ胸の内に沁みて、
馴染みつつありますね。
令和という名前は、まるで、
深窓の御令嬢のごとく見目麗しく、
和らぎを持った新元号にかんじます。
最初聞いた時、一瞬、えっ…令って、命令の令!?
なんだか縛りがきつくなる?
と、ドキッとしましたが、
心を澄ませて内奥で問うと、
‘和して 結びて 令(よし)成(な)りて
命なりなむ 神さびて‘
という言葉がすぐさま返ってきました。
それで早速「令」の語源を、
愛読書である白川静の常用字解で調べてみると…、
令という字は、
ひざまずいて神託を受ける人の形。
神の神託として与えられるものを令という。
ということが書いてありました。
そして、「令」は神のお告げを受け、
神意に従う、ということから、
「よい」「立派」といった意味へと
転じていったそうなのです。
今回使われている、令和の令もまさしく、
こちらの意味ですものね。
そんな令和の音霊はこちらです(おとひめカードより)
令和(れ・い・わ)
れ…変化を楽しみ進化せよ
受け取り動いて 拡大せよ
い…いのち生き生き輝いて
きらめく光 風立ちぬ
わ…わたし わくわく大調和
あ(天)とわ(地)でひとつ 輪になって
まさしく、変化を楽しみ
進化しながら、
大調和の調えを致すその時が、
やってきたのだと感じます。
ところで、このたび、
令和という言葉を使った、
ある概念が朝起きたらこだましていたので、
ぜひ、皆様とシェアしたいと思います。
それは、
「黎明令和」
という言葉。
その時にいただいた真言(マントラ)も同時に
御紹介したいと思います。
【日の本開闢】
―黎明令和の天つ風―
日の本開けたり 令和なる
令(よし)なす言の葉 神ながら
修(つく)理(り)固めし命(みこと)と成(な)りて
天降(あも)り ましけむ 五百万(いほよろず)
いざいざ往(ゆ)かむ 珠振りて
國は常(とこ)立つ 弥勒の世
深い意味がある詩文でもありますので、
どうぞ、声に出して、
自分に聴かせてあげてくださいませ。
するとおそらく内奥から、
ムクムクと力がわきでてくると思います。
他にも受け取った、令和の意味は、
令=神意を受けてその御心のままに生きること
つまり、「かんながら」の心
命=大いなるものが意思を抱いて、
肉体を持った姿が、ミコト。
そのミコトが納まっている本体―イノチ。
でした。。
なので、本来、「命令」という言葉は、
ただ、上位の人に従う、従わせる、
ということではなく、
かんながら(神の御心のままに、天意のままに)の、
「令」によって、「命(いのち)」を使わせていただくから、
あるいは、「命(みこと)」として役立たせていただくから、
命令と呼ぶのであって、
単に我欲で支配するとか、コントロールする、
というわけでは全然ないということだそうです。
なんだか面白いですね。
元の号(もととなる単位)に心を寄せることで、
いろいろなことを考えるきっかけをいただいているのですから。
さて、この春4月21日(日)には、春の集いがございます。
第二部は一般の方のご参加も可能です。
この講演会で、縄文の心とは何かということに触れながら、
新元号とその時代について、
心を込めて語らせていただきたいと思います。
ぜひ、ご参加くださいませ。
https://www.akenoutagagaku.com/spring2019/
あけの会としては、活動を通して、見える型と見えない型を
大切にして進もうと考えています。
見える型は、作法やふるまい、学びや舞の稽古の中に。
見えない型は、心のなかに。
型が大事です。型を通して、世界が現れます。
心が揃った型は、すべての意型に影響を与え、
見える世界にも影響を及ぼしていきます。
これからも、和の学びと実践を通して、
一つひとつ「大調和・弥勒の型」を共創したいと思います。
どうぞ今年度もよろしくお願い致します。
最後になりましたが、「今月の雅楽は、なんと・・・、
「君が代」です!
素晴らしい伶人が奏で舞人が舞う、
君が代雅楽の世界を、どうぞ、お愉しみください。
黎明令和、弥栄!