皆様こんにちは。はせくらみゆきです。
秋も本番を迎え、急速な勢いで冬支度へと向かっておりますね。
日毎寒くなりますが、どうぞお体には気を付けて、
お過ごしくださいませ。
さて、先日はあけの会で、
過日は秋の集いと、翌日はシークレットツアーを行いました。
熱田神宮の参拝と内なる三種の神器を見つめるワーク、
そして数霊の深田剛史さんとの五周年記念講演をしたり、
世界一大きなプラネタリウムを鑑賞し、
ご縁のある神社で御奉納をしたりと、
充実した時を過ごすことができました。
その後はイタリアへと戻り、
再び絵の修行をしております。
現在、フィレンツェに居住しているのですが、
住んでみて感じるのは、
イタリア人は、日本人が大好きなんだな、
ということ。
嫌な思いをしたことは一度もありませんし、
「ジャポネーゼ」というだけで、
出会う人、出会う人、笑顔になって、
自分がしっている日本のこと(片言の日本語や、
街の名前、知っている日本の知識など)を、
一生懸命話し出すのですね。
また、イタリアへの出入国なんかも、
やはり菊の御門のついている日本のパスポートは最強!
他の国より優先的に入ることができたり、
質問の時間がしつこくない…というか
さらりと終わったりします(ほっ…♪)
また、ホテルに泊まっても、日本人は奇麗に使うので、
好感をもって接してくれたり、
いいサービスを受けることもしばしば。
なんだか、ありがたいですね。
そういえば、先日、書店に行ったら、
なんだかなじみのあるノート(手帳?)だなと思い、
手に取ってみると、そこには、
「家計簿」って日本語で書いてあったんです(笑)。
タイトルもそのまま「KAKEIBO」。
支出を系統的に分けて管理する家計簿。
イタリアで人気なのかなぁ?
…と、イタリアでの話はここまでで、
次なる話題は、日本へと視点を戻します。
11月は、おおにえのまつり(大嘗祭)がありますよね。
大嘗祭とは宮中祭祀なので非公開なのですが、
新天皇が即位したときに、最初に行われる
新嘗祭(豊作に感謝するお祭り)のことで、
その時に天皇様の継承を行う儀式でもあります。
この大嘗祭をもって、天皇様の継承の儀が、
完了するという、とても大切な祭祀なのですね。
その大嘗祭の日というのが、
11月14日~15日となります。
ちなみに大嘗祭で使うお米は、亀ト(きぼく)によって選ばれた、
二種類のお米。
東の悠紀地方は栃木県。
西の主基地方は京都府。
となったようです。
大嘗祭の内容は具体的には明かされてはおりませんが、
お米を神様にお供えし、最後には天皇様と神様が、
共にいただくことで、お祭りは終わるということです。
天皇様にとって一生に一度の大きな御神事となる大嘗祭。
それは「祈り」がお仕事でもある天皇様の、
天照大御神様からの御神勅を受けた、
五穀豊穣の祈りを成就させるものであり、
三種の神器の継承と共に、大嘗祭をとりおこなうことが、
天皇陛下が陛下たる所以でもあるということになるのですね。
本当に、こうして、2679年の長きにわたり、
ずっと国民のために祈って下さっている天皇陛下という存在に、
ただただ有難く、勿体ない気持ちでいっぱいになります。
同時に、祈りと共にある国の民として生まれたことを
誇りに思います。
だからこそ、志を高く持って進みたいと願っています。
では、今月の雅楽をご紹介します。
それは、陪臚です。
陪臚は唐楽の一つですが、拍子がきっちり決まっていて、
小節の区切りで琵琶が「ジャランッ!」となるので、
聴いているだけでその独特のリズムにしびれます。
この陪臚、東大寺大仏殿の開眼供養会(かいげんくようえ)
でも演奏された名曲で、武人たちが太刀と盾を置き、
華麗なる舞を繰り広げるのです。
いってみれば、太刀は床に置いたけれど、
心の中には、刀を持って待っているという感じでしょうか。
秋の宵、どうぞ悠久のリズムの中に身を置いて、
心を広げてみてくださいね。
それでは今月も、
秋の空のごとく、志高く、朗々と進んでまいりましょうね。
ではまた来月まで、
お元気でお過ごしくださいませ。