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はせくらみゆきのマンスリーことのは通信

あけの会 マンスリーことのは通信2019年11月

皆様こんにちは。はせくらみゆきです。
秋も本番を迎え、急速な勢いで冬支度へと向かっておりますね。
日毎寒くなりますが、どうぞお体には気を付けて、
お過ごしくださいませ。

さて、先日はあけの会で、
過日は秋の集いと、翌日はシークレットツアーを行いました。
熱田神宮の参拝と内なる三種の神器を見つめるワーク、
そして数霊の深田剛史さんとの五周年記念講演をしたり、
世界一大きなプラネタリウムを鑑賞し、
ご縁のある神社で御奉納をしたりと、
充実した時を過ごすことができました。
その後はイタリアへと戻り、
再び絵の修行をしております。

現在、フィレンツェに居住しているのですが、
住んでみて感じるのは、
イタリア人は、日本人が大好きなんだな、
ということ。

嫌な思いをしたことは一度もありませんし、
「ジャポネーゼ」というだけで、
出会う人、出会う人、笑顔になって、
自分がしっている日本のこと(片言の日本語や、
街の名前、知っている日本の知識など)を、
一生懸命話し出すのですね。
また、イタリアへの出入国なんかも、
やはり菊の御門のついている日本のパスポートは最強!
他の国より優先的に入ることができたり、
質問の時間がしつこくない…というか
さらりと終わったりします(ほっ…♪)
また、ホテルに泊まっても、日本人は奇麗に使うので、
好感をもって接してくれたり、
いいサービスを受けることもしばしば。
なんだか、ありがたいですね。

そういえば、先日、書店に行ったら、
なんだかなじみのあるノート(手帳?)だなと思い、
手に取ってみると、そこには、
「家計簿」って日本語で書いてあったんです(笑)。
タイトルもそのまま「KAKEIBO」。
支出を系統的に分けて管理する家計簿。
イタリアで人気なのかなぁ?

…と、イタリアでの話はここまでで、
次なる話題は、日本へと視点を戻します。
11月は、おおにえのまつり(大嘗祭)がありますよね。
大嘗祭とは宮中祭祀なので非公開なのですが、
新天皇が即位したときに、最初に行われる
新嘗祭(豊作に感謝するお祭り)のことで、
その時に天皇様の継承を行う儀式でもあります。
この大嘗祭をもって、天皇様の継承の儀が、
完了するという、とても大切な祭祀なのですね。

その大嘗祭の日というのが、
11月14日~15日となります。
ちなみに大嘗祭で使うお米は、亀ト(きぼく)によって選ばれた、
二種類のお米。
東の悠紀地方は栃木県。
西の主基地方は京都府。
となったようです。

大嘗祭の内容は具体的には明かされてはおりませんが、
お米を神様にお供えし、最後には天皇様と神様が、
共にいただくことで、お祭りは終わるということです。

天皇様にとって一生に一度の大きな御神事となる大嘗祭。
それは「祈り」がお仕事でもある天皇様の、
天照大御神様からの御神勅を受けた、
五穀豊穣の祈りを成就させるものであり、
三種の神器の継承と共に、大嘗祭をとりおこなうことが、
天皇陛下が陛下たる所以でもあるということになるのですね。

本当に、こうして、2679年の長きにわたり、
ずっと国民のために祈って下さっている天皇陛下という存在に、
ただただ有難く、勿体ない気持ちでいっぱいになります。
同時に、祈りと共にある国の民として生まれたことを
誇りに思います。
だからこそ、志を高く持って進みたいと願っています。

では、今月の雅楽をご紹介します。

それは、陪臚です。

陪臚は唐楽の一つですが、拍子がきっちり決まっていて、
小節の区切りで琵琶が「ジャランッ!」となるので、
聴いているだけでその独特のリズムにしびれます。
この陪臚、東大寺大仏殿の開眼供養会(かいげんくようえ)
でも演奏された名曲で、武人たちが太刀と盾を置き、
華麗なる舞を繰り広げるのです。
いってみれば、太刀は床に置いたけれど、
心の中には、刀を持って待っているという感じでしょうか。
秋の宵、どうぞ悠久のリズムの中に身を置いて、
心を広げてみてくださいね。

それでは今月も、
秋の空のごとく、志高く、朗々と進んでまいりましょうね。
ではまた来月まで、
お元気でお過ごしくださいませ。

令和元年十一月一日 はせくらみゆき

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