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はせくらみゆきのマンスリーことのは通信

あけの会 マンスリーことのは通信2020年1月

皆様、新年明けましておめでとうございます。
令和初のお正月―時は令和二年の幕開けとなりました。
皆様におかれましては、いかがおすごしのことでしょうか?

昨年は御代替わりにちなんで即位の礼正殿の儀、そして大嘗祭と、
我が国日本にとっても、大きな切り替わりを体験することになりました。

その中にあって、当会―(社)あけのうた雅楽振興会も、
設立五周年を迎え、益々活況となっております。
誠にありがたいことです。

ふと、考えてみたら、
私たちの多くは、昭和・平成・令和と三世代にまたがり、
生きることになるのですね。
この時代をいきる世代の人たちが、後世の人たちから、
戦争と支配の時代に完全に終わりを告げ、
愛と調和による輝かしい時代の幕開けを創った世代です!
なんていわれたら嬉しいなぁ…なんて妄想を膨らましております。

いずれにしても、この令和の時代が、英語訳の意味である
Beautiful Harmonyの言の葉そのままに、美しき和を基軸とした、
それぞれがそれぞれに輝き、
大きな調和をいだいて更なる発展していく時空へと
共振できるよう、一人ひとりの内側からBeautiful Harmonyの
バイブレーションを発振できますようにと願っています。

ところで皆様は、私が昨年描いたアートと言葉、
「日の本開闢」の絵と言葉をご存知でしょうか?

この詩文は、「令和」の発表を受けた三日目の朝に、
目が覚めたら、全文出来ていた…というか
心の奥から聴こえていた詞です。

今でもその時のことをよく覚えているのですが、
朗々と、そしてゆったりと奏でられる独特のリズムに乗って、
天照大神の神様をはじめとした天神地祇の多くの神様たちが、
うたわれているのを心の眼でしかと感得したのでした。

日の本の神様と呼ばれる高次の存在の意識を
そのままダウンロードしたときは、なぜかいつも、
このような古風な言葉で入ってきます。

まずは、音だけで。
なので、私自身も意味がよくわからなくて…、
とりあえず音をひろったあと、
心の奥で、漢字変換をお願いするんですね(笑)。
そうすると、上記のような言の葉となって、
完成していく、というプロセスを辿りました。

ではここで、
日の本開闢のうたの意味を、
改めて掲載させていただきますね。

現代語意訳

ひのもとの夜明けが始まりました。それは、令和の時代から始まりました。
大いなる御心に従って、令(よ)き言の葉に護られ、明るく素直に生きましょう。
あなたがここに来た理由(わけ)は、御心の想いを、あなたさまへと託したからです。
それは、この素晴らしき世界が、さらに素晴らしきものになるよう、
つくり固め成せ、という天の願いでございます。
それであなたは、喜び勇(いさ)んで命(みこと)(肉体を持った神)となり、
大勢の仲間(かみさま)たちと一緒に、天から降り立って命名(めいめい)を授かり、
今のあなたへとなっていったのです。

さぁ、進んでまいりましょう。
時は、満ちました。
御魂(みたま)をふるわせ朗々(ろうろう)と、志を持って、歩んでいきましょう。
そうすれば、必ずや、
あなたも国も永久(とこしえ)に栄え、
ますます豊かになっていく理想(みろくの)郷(世)が、顕(あらわ)れることになるでしょう。

というものです。

もしよろしければ、
神々様の気が入りやすくなると思われますので、
新年の幕開けに
あなた自身をひもろぎ(神様が降臨する聖なるところ)として、
言葉に出して宣ってくださいね。

今年は、おそらくは、とても速い流れで、
ものごとがどんどん展開していくとかんじております。
ともすれば、流されそうになるかもしれない、
新しい時代の胎動の中、
内なる舵をしっかりとって、
凛と、そして朗々と過ごしていけたらと思います。

さて、今月の雅楽をお届けします。
今月も舞楽なのですが、
曲名は「胡飲酒」(こんじゅ)といいます。

私としては、冒頭で奏でられる高い音が
無条件に好きなのです♪

この曲は、左舞で林邑八楽(りんゆうはちがく)の一つになります。
曲の伝来は仏哲が日本に伝えたと言われています。

別名「酔胡楽」(すいこらく)「宴飲楽」(えんいんらく)とも呼ばれ、
胡の国(ペルシャ周辺)の王が酒を飲み、
酔って踊った姿を舞にしたものと伝えられています。

酔ってフラフラした様子がよく描写されていて面白いですね。
また、よくみると舞人はペルシャ風の、
先が上に曲がった履物を履いていることも「いとおかし」です。
とてもお目出度い曲なので、
どうぞお正月にこの雅楽をきいて、
1000年を超える伝統の息吹きに触れてくださいね。

それではどうぞ本年もよろしくお願い致します。

はせくらみゆき

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