あけの会　マンスリーことのは通信2021年8月 « 一般社団法人　あけのうた雅楽振興会

あけの会　マンスリーことのは通信2021年8月

皆様、こんにちは。はせくらです。お元気ですか？

テレビではオリンピックが盛り上がっていて、
少し明るい気に包まれていることが嬉しい日々です。
とはいえ、日々繰り返される感染状況の報告には、
正直、あらあら…となってしまいますけれど。

まさしく、強気・陽気・元気を地でいく日々を、
過ごさなくてはいけなくなっているなぁとも思います。

けれども何はともあれ、パラレルワールドの観点から言えば、
私たちは、オリンピックが開催されている時空を選んで、
それを観て体験しているわけです。

ということは、開催出来ていない時空もあったということでもあります。
少なくとも、開催出来ている時空というのは、より大きな視点からみると、
「希望」へと繋がる時空ということでもあり、さまざまな可能性の扉も、
同時に開いているのを感じるので、私自身はホッと一息ついています。

強く、明るく、たくましく。

まるで昔のソーセージの宣伝のようでもありますが（笑）、
しっかり体力と胆力、免疫力をつけて進んでまいりましょうね。

さて、先月末となった7月29日には、
私のブログからの呼びかけで、多くお皆様方が、
7・29、七福の日として、「七福神祝詞」を、ご家庭や様々な場所で、
言祝いでくださいましたことを、心より感謝申し上げます。

「めぐりて天龍のぼりしは、はなたちばな　においかの
あめつちひらけし開闢に　弥栄八坂ひふみゆう　めでためでたの弥勒ゆう
天晴れ　天晴れ　えんやらや　天晴れ　天晴れ　えんやらや」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（七福神祝詞より９）

とても短い祝詞ではありますが、おめでたい祝言として、
朗らかで強い陽の気に満ちている言霊です。
よろしければ、この祝詞を覚えていただき、
どこかへ行ったときや、なんだか心がざわついているなぁという時、
気が向いた時など、さまざまなシーンでいつでもどこでも唱えていただくと、
きっと、ますます宝船が降りて、笑福到来するかも！　と思います。
ぜひかわいがってあげてくださいね。

世間の風がなんとなくざわついている時は、
古来、日の本においてしていた方法は、
「予祝」であり、まだ物事ができるまえに、
言霊をもって先に祝う、ということをしていたのです。
七福神祝詞を始め、私たちが日ごろ使う言霊（言葉の持つエネルギー）をもって、
新しい風を起こし、穏やかで清々しいパラレルワールドが、
前面に現れるよう、先もっての言霊の幸わいをしていけたらいいなと思います。

では今月の雅楽をご紹介します。
暑い夏、気持ちだけでも、雅な寝殿造りの宮殿にたたずみ、
まったりと夜風に吹かれながら雅楽の音を愉しんでいる…、
そんなイメージをされていただければ嬉しく思います。

今月の雅楽曲は、私たちも歌うことのできる、
「さくら、さくら…」の歌の雅楽バージョンです。
具体的には「さくら」を音取り（前奏曲）をつけて、
雅楽として編曲されたものなのですが、
雅で美しく、凛とした響きと共に奏でられています。
思わず、美し国日本とつぶやいてしまいそうです。
ぜひご鑑賞くださいね。