皆様、こんにちは。
お元気でいらっしゃいますか?
時は師走、一年が経つのは早いですね。
ここからは一年の締めとして、
慌ただしい日々が続いていくことと思います。
どうぞお身体には気を付けて、
元気にお過ごしくださいね。
ところで最近、私は、
朝、軽くジョギングをして、
そのあと裸足になって気功をする、
というのが新しい日課になりつつあるのですが、
近所の公園に行くまでの間には、
寒風の中、スーッとさいている名もなき花や、
野辺の草木をみながら走り抜けていくんですね。
雨風のあった翌朝には、まだ濡れている草木が痛々しいのですが、
それでも草木は「へっちゃら」という顔をして、
午後にはなにごともなかったかのように、スーッと茎をのばして、
日の光をいっぱいにあびています。
そんな姿をみるたびに、「強さ」ということの意味について考えさせられるのです。
強いということは、一見強面で逞しい、というイメージがありますが、
もう一方で、たとえ暴風雨や台風などの雨風に当たろうとも、
ふたたび雨が止むと立ち上がっている草木の姿も、
強さそのものであろうと感じます。
たとえば、強い雨風に打たれている時は、
茎もふにゃりとしなっていて、地面に土下座しているかの如く、
あっちにゆられ、こっちにゆられ、
風のなすまま、雨が降るままに、打たれっぱなし…という体ではありますが、
ところがどっこい!、やんだ時にはまるでなにごともなかったかのように、
いえ、それをも力と変えて、元気に立ち上がっている
野辺の草木を想う時、それが芯の「強さ」ということなのかなと思いました。
外の世界を見渡すと、情報洪水の中で、
ともすれば溺れてしまいそうになりますが、
そんな時こそ草木をみならって、
たおやかなつよさ、しなやかさを見習いたいと思います。
きっと今年は皆さまにとって、
色々なチャレンジの年ではなかったでしょうか?
動くにしても動かないにしても、
様々な決断や周りとの調整、そして内なる心の調整を
必要としたとしてはなかったかと思います。
そんな中を、無事、あなたという船を乗りこなして、
師走を迎えていることにまずは大きな拍手を致しましょう!
(拍手とかしわでは同じ漢字ですね♪)
また、この一年を通して、
どんなことに出逢ったか?
どんなことを感じたか?
どんなことに喜怒哀楽を感じたか?
そして、
今年の経験を経て、来年はどんな年にしていきたいか?
などを、お時間のある時に振り返ってみるとよいかもしれません。
時折、立ち位置を上から俯瞰しながら、
よしっ! と思って進むとますます「強さ」が
養われるのではないでしょうか。
それではいつものように、今年最後を飾ります、
雅楽をお届けいたします。
世界最古のオーケストラ、雅楽の響きは、
高周波から低周波まで、自在に奏でられる音の曼陀羅図でもあります。
師走の慌ただしい日々かと思いますが、
ぜひ音の宇宙空間を味わって、充実した素晴らしき日々をお過ごしくださいませ。
雅楽BGM
一年を通してお付き合いくださいましたこと、
心より感謝申し上げます。
令和四年もまた、どうぞよろしくお願い申し上げます。