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はせくらみゆきのマンスリーことのは通信

あけの会 マンスリーことのは通信2022年1月

新年、明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、佳き新年をお迎えされていることと思います。
今年も安らかで良い年になりますよう、祈念しております。

さて、私の方は、オーガニックおせちを手作りし、
穏やかなお正月を迎えました。
あんこは小豆を炊いて、麹と共に発酵させた発酵小豆。
そうするとお砂糖いらずで甘くなるんですね。

また、久々にお肉も触って(笑)、手作りのハムと煮豚をつくりました。
ハムは鳥ハムで、塩麹に一晩つけたものをラップでまいて10分ゆでるだけ。
煮豚のほうは、醤油麹に一晩漬けたものを、圧力鍋で10分煮ました。
子どもたちは、普通に美味しいから、といってくれたのでホッとしました。

かつてはここまではやっていなかったのですが、
子育てが一段落して、自分のやりたいように出来る時間が取れると、
手間暇かけてつくっていくことの嬉しさが募ります。
子どもたちに大量の煮しめ(筑前煮)を持たせて、
ホッと一息の今(2日の夜)を迎え、
こうして文を綴っております。

ところでお正月の初夢は、皆様見られましたか?
私の方は、なぜか大晦日の夜と1日の夜、同じ質感の夢をみました。
同じ質感…というのは、夢の中で思っていることや場面がにている、ということです。
その舞台というのは、神様がおわしましているところでした。

31日の夜の夢は、どこかの神社(夢の中で何度か出てくるのですが、
名前はわかりません)に、あけの会の仲間とお参りしようと、
わちゃわちゃと準備をしている夢でした。
(夢の中で、集合場所に遅れないようにひやひやしていました…笑)
起きる直前は、神様とお話していた気がします。

また1日の夜の夢―初夢は、詳しくは覚えていないのですが、
「あめのやすかわ」に行って、神様の集いを観ていたような気がします。
そして、前日の夜と同じような空気の場所で、神々のお話を聞いていたのでした。

私は夢の中で、「ここ、前にも来てたよ」というと、
男の神様が「そりゃそうですよ。ここは神謀りの場所なのですから、
皆さんがお集まりになるのですよ」
とおっしゃるので、私は「すみません。すっかり忘れてしまうんです」といって、
謝っているような会話をした気がします。

その中で、女の神様が、
「神代の世界も忙しいですが、人の世の世界も忙しくなるでしょう。
 けれどもどうぞ、これまで以上に、心を神代に合わせながら、
 清々しき御心で進まれますように。
 わたくしたちはいつの時も、あなたたち一人ひとりの心の中に、
 神詰まり(かむづまり)しながら、あなたたちと一緒に働きますぞよ」
とおっしゃってくださったように感じます。

なにぶん夢の中の会話なので、はっきりとはしていないのですが、
目が覚めた時、心の中にとても暖かいものが流れていたこと、
また、自分の意識に戻るのに、いつもより時間がかかったことが興味深かったです。

…と、こんな初夢も初めてなのですが、
もしかしたら、ここ最近、毎日のように、
大祓祝詞を唱えているからなのかもしれません。

大祓詞は、今から千三百年以上前より唱えられていたとされる、
とてもパワフルで、素晴らしい祝詞です。
少々時間がかかるので、毎日は無理かもしれませんが、
確かに、祓の力が強烈であると思います。
どうしても暮らしていると、汚れ・穢れ(気枯れ)がたまってしまうので、
そうして心の曇りを取り払って、もともとの清々しい心へと戻るべく、
自分のニュートラルポジションを図るために言挙げしています。
(まだ習慣化したとまではいえないので、これが
 習慣になれるといいなと思っています)

ところで、お話は変わりますが、
国史啓蒙家の小名木善行先生が出演されている、
Youtubeの教養番組―「結美大学」にて出演し、対談させていただきました。
その動画アップされましたので、よろしければご覧くださいね。。

「学校で教えない、日本人にとっての神様とは?」

では最後に、いつものように今月の雅楽をご案内します。
1月の雅楽は、以前に一度ご紹介さしあげたのですが、
やはり我が国の国家―雅楽版の君が代をご鑑賞いただければと思います。

舞楽となっている君が代は、
一糸乱れぬ舞のたおやかさと高貴さに、思わず息をのんでしまいます。

せっかくなので、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の、
名指揮者―カール・ベームが奏でた「君が代」も、
荘厳で大変美しいので、お楽しみください。

いつも言の葉通信をお読みいただき、
誠にありがとうございます。
これからも和の学びを共有しながら、
日の本の民として、心と暮らしを調えていけたらと思います。

本年も何卒宜しくお願い致します。
どうぞお体に気を付けて、お元気でお過ごしくださいませ。

令和四年一月二日 記
(社)あけのうた雅楽振興会代表理事
はせくらみゆき 拝

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