新年、明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、佳き新年をお迎えされていることと思います。
今年も安らかで良い年になりますよう、祈念しております。
さて、私の方は、オーガニックおせちを手作りし、
穏やかなお正月を迎えました。
あんこは小豆を炊いて、麹と共に発酵させた発酵小豆。
そうするとお砂糖いらずで甘くなるんですね。
また、久々にお肉も触って(笑)、手作りのハムと煮豚をつくりました。
ハムは鳥ハムで、塩麹に一晩つけたものをラップでまいて10分ゆでるだけ。
煮豚のほうは、醤油麹に一晩漬けたものを、圧力鍋で10分煮ました。
子どもたちは、普通に美味しいから、といってくれたのでホッとしました。
かつてはここまではやっていなかったのですが、
子育てが一段落して、自分のやりたいように出来る時間が取れると、
手間暇かけてつくっていくことの嬉しさが募ります。
子どもたちに大量の煮しめ(筑前煮)を持たせて、
ホッと一息の今(2日の夜)を迎え、
こうして文を綴っております。
ところでお正月の初夢は、皆様見られましたか?
私の方は、なぜか大晦日の夜と1日の夜、同じ質感の夢をみました。
同じ質感…というのは、夢の中で思っていることや場面がにている、ということです。
その舞台というのは、神様がおわしましているところでした。
31日の夜の夢は、どこかの神社(夢の中で何度か出てくるのですが、
名前はわかりません)に、あけの会の仲間とお参りしようと、
わちゃわちゃと準備をしている夢でした。
(夢の中で、集合場所に遅れないようにひやひやしていました…笑)
起きる直前は、神様とお話していた気がします。
また1日の夜の夢―初夢は、詳しくは覚えていないのですが、
「あめのやすかわ」に行って、神様の集いを観ていたような気がします。
そして、前日の夜と同じような空気の場所で、神々のお話を聞いていたのでした。
私は夢の中で、「ここ、前にも来てたよ」というと、
男の神様が「そりゃそうですよ。ここは神謀りの場所なのですから、
皆さんがお集まりになるのですよ」
とおっしゃるので、私は「すみません。すっかり忘れてしまうんです」といって、
謝っているような会話をした気がします。
その中で、女の神様が、
「神代の世界も忙しいですが、人の世の世界も忙しくなるでしょう。
けれどもどうぞ、これまで以上に、心を神代に合わせながら、
清々しき御心で進まれますように。
わたくしたちはいつの時も、あなたたち一人ひとりの心の中に、
神詰まり(かむづまり)しながら、あなたたちと一緒に働きますぞよ」
とおっしゃってくださったように感じます。
なにぶん夢の中の会話なので、はっきりとはしていないのですが、
目が覚めた時、心の中にとても暖かいものが流れていたこと、
また、自分の意識に戻るのに、いつもより時間がかかったことが興味深かったです。
…と、こんな初夢も初めてなのですが、
もしかしたら、ここ最近、毎日のように、
大祓祝詞を唱えているからなのかもしれません。
大祓詞は、今から千三百年以上前より唱えられていたとされる、
とてもパワフルで、素晴らしい祝詞です。
少々時間がかかるので、毎日は無理かもしれませんが、
確かに、祓の力が強烈であると思います。
どうしても暮らしていると、汚れ・穢れ(気枯れ)がたまってしまうので、
そうして心の曇りを取り払って、もともとの清々しい心へと戻るべく、
自分のニュートラルポジションを図るために言挙げしています。
(まだ習慣化したとまではいえないので、これが
習慣になれるといいなと思っています)
ところで、お話は変わりますが、
国史啓蒙家の小名木善行先生が出演されている、
Youtubeの教養番組―「結美大学」にて出演し、対談させていただきました。
その動画アップされましたので、よろしければご覧くださいね。。
「学校で教えない、日本人にとっての神様とは?」
では最後に、いつものように今月の雅楽をご案内します。
1月の雅楽は、以前に一度ご紹介さしあげたのですが、
やはり我が国の国家―雅楽版の君が代をご鑑賞いただければと思います。
舞楽となっている君が代は、
一糸乱れぬ舞のたおやかさと高貴さに、思わず息をのんでしまいます。
せっかくなので、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の、
名指揮者―カール・ベームが奏でた「君が代」も、
荘厳で大変美しいので、お楽しみください。
いつも言の葉通信をお読みいただき、
誠にありがとうございます。
これからも和の学びを共有しながら、
日の本の民として、心と暮らしを調えていけたらと思います。
本年も何卒宜しくお願い致します。
どうぞお体に気を付けて、お元気でお過ごしくださいませ。