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はせくらみゆきのマンスリーことのは通信

あけの会 マンスリーことのは通信2024年8月

皆様、こんにちは。
お元気ですか?
毎日暑い日が続いておりますが、
いかがお過ごしのことでしょうか?

暑い日が続くとどうしても冷たいものがほしくなりますが、
取りすぎてしまうと調子がくるってしまうことがあります。
出来るだけ身体自体は冷やさないように、
冷たいものは少し控えめにして、身体を冷やさない工夫が、
必要なのかなと思っています。
ちなみに私自身は、
「氷を入れないで飲み物を飲む」や「お風呂には入る」、
など、日々のちょっとした工夫ですが、続けるようにはしています。
お互いに身体を大切にしましょうね。

最近の私は、たまたまいろいろな仕事が重なり、
仕事ばかりしていますが、おそらくそれと同じぐらい、
出かけて遊んでいる気がします…ってどっちなんだい!? ですが(笑)。
こんな時に必要なのは、やはり体力だなぁとしみじみ思います。
なので、「お仕事」のように、体の内部で起こっていることに、
いつも以上に敏感になっている気がします。

その中で感じるのですが、本当に人の体は毎日違うことを、
ひしひしと感じるのです。体が軽い時もあれば重い時もある。
呼吸が浅い時もあれば、深く息しているなぁと思うときもあり、
それが毎日、いえ、時間によっても変わってくることを感じます。

人の体はデジタルではないこと、一般論や一概に、という言い方で、
まとめてしまえるほど、「一般論」で片づけられないなと思います。
だからこそ、自分の体に一番注意を向けて、ケアしてあげるのが、
自分自身であるという意識で、毎日きちんと可愛がってあげないと、
ひねくれたり、しょぼんとなったりすることもあるので、
心を通して体と会話して、「今、何してほしい?」「何を欲している?」
など、内に意識を向けることが大切だなぁと思いました。

さて、今月からあけの会では来年に向けてのお稽古が始まります。
橿原神宮でのご奉納がことのほか大きな行事であったため、
なんだかそのあと、一時的に気が抜けたようになってしまったのですが、
また気を新たに、粛々と進めていけたらと思います。

ところで、皆様、舞とダンスの違い、わかりますでしょうか?
当会がお稽古しているのは、「舞」のほうです。
もちろん舞うだけではなく、歌や所作やすべてを含んでの
歌舞(神楽)となります。

舞は、宇宙の中でいかに宇宙(世界)と自己を溶け合わせ、
見えなくするか…というか、一体になるかということに
主眼が置かれています。

一方、ダンスのほうは、宇宙の中でいかに舞い手が素晴らしいのか、
その輝きと素晴らしさをお示ししていく、というのがダンスとなります。

ここで勘違いしてほしくないのは、どちらが良くてどちらが悪い、
といった優劣の考え方ではなく、ただ、そうあるという視点に立って、
感じていただけたらと思います。

どちらも素晴らしく、どちらも大切であるということです。
大いなる宇宙に抱かれているからこそ、そこに一体となる。
大いなる宇宙に抱かれているからこそ、その一片として、
輝きを十全に示す。

あなたという存在はこの宇宙で、世界で、
かけがえのない、たった一人の愛おしい存在です。
その輝きを表すことは、宇宙の神秘であり、祝福でもあります。
ぜひ、この暑い夏、貴方の喜びを、楽しさを、
パワフルな夏のエネルギーと共に解き放ってくださいね。

そして同時に、宇宙、大自然の中に包まれていることを感じ、
自己をなくして、溶け合って、自然の一部と化してみてください。

そんな中で、歌を歌い、舞い、心と体が動くままに、
解き放ってあげてくださいね。

というわけで、この夏から、また、会としては、
宇宙と一体になり、神様の御心と一つになる舞稽古に、
取り組んでいく所存です。
メルマガ会員様の中で、ご興味のある方は、
どうぞ、お問い合わせくださいませ。

それでは今月の雅楽のお時間です。
今月は少し趣向を変えて、現代の音楽を、
雅楽で聴くとどのような雰囲気になるのか、
お楽しみいただけたらと思います。

「千と千尋の神隠し」から、いのちの名前(あの夏へ)を、
篳篥、笙、竜笛の三管にての演奏です。

映画の情景が広がってきますね。
ピアノの音も切なくて素敵です。
そもそも西洋の楽譜と邦楽の楽譜は違いますので、
おそらく楽師様たちは大変だったのではないかとお察ししますが。
個人的には、装束姿で演奏される響きにグッときてしまいました。

はせくらみゆき 拝

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