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はせくらみゆきのマンスリーことのは通信

あけの会 マンスリーことのは通信2025年4月

皆様、こんにちは。お元気ですか?
春爛漫の温かな季節がやってきました。
地域によってはまだ寒いよーというところもあると思いますが、
風は確かに春を告げていて、
柔らかな風の匂いや質感を感じるたびに、
なんだかほっこりと幸せな気持ちになります。

今、我が家のベランダから見える桜は、下の方が咲いているのですが、
まだ、上の方はちらほら、という感じです。
毎朝起きるとすぐに、桜の木を見ながら、幸せな気持ちになります。
三年前の春には、すでに天に帰った父が、その時咲いていた、
満開の桜をみて、とても感慨深そうにしていたことを思い出します。
一本の木の中に折りたたまれているであろうたくさんの物語を思いつつ、
時は、春の装いへと移っていくのですね。

さて、私の方は、春分から月末まで、縁あって、
北スペインとポルトガルに出かけておりました。
なぜ、今、ポルトガルに? といわれても、理由はよくわからなかったのです。
ただ、今年のお正月、目が覚めた途端に「ポルトガル」という言葉が響いていました。

ポルトガル? はぁ? というのが私の第一声。
私が知っているポルトガルの知識は、ザビエル、カステラ、金平糖。
鉄砲伝来、種子島…。ぐらいしかありません。
瞑想してみると、なぜか、現地にいるパラレルを感じ、それが
とても良き流れへと繋がっている感覚がしたので、起きてすぐに
チケットを探し、とりあえず、行くことにしていたのでした。

そうして赴いたのが三月下旬だった、というわけです。
その中で様々な気づきがあったのですが、ブログでは書きづらいので、
講演会の中でお話させていただければと思います。
で、何より驚いたのが、最終日の二日前のこと、
たまたまリスボンの美術館に、中世のポルトガル(当時の南蛮)と交易していた時の、
「南蛮屏風」があると聞き、それを見学しに行きました。
大和絵の美しさ、精妙さに感動しつつ、さまざまな芸術作品にふれていたのですが、
上階で特別展もやっているとのことで、ついで見に行くことにしたのです。

何気なく階段をのぼって、目の前に映し出されている大スクリーンを見て、びっくり。
そこでまばゆいほどの光をはなっているのが、
アマテラスさまでありました・・・!

隣の説明にはAMATERASUと書いてあります。
そしてGODではなくKAMIとして、
日本には様々な神がいて、その神々たちによって護られている国だ、
と書いてあるのです。

さらに、その奥には、大きな縦長のスクリーンに映し出された、
巫女が神楽を舞っている様子が映し出されていました。
私は声を失いながらそれを見つめていました。

そのフロアーには、小学生の社会見学やら、大人やらで、いっぱいでした。
そしてポルトガルの人たちが興味深そうに、
「日本の祭りと儀式」について見学しているのです。

日本には、古来からの精神が祭りの中に、暮らしの中に息づいている。
それは「調和」の精神であるということが綴られており、
それがいま注目されているのだ、と感じました。

博物館の方に聞くと、ちょうどポルトガルと日本の交流が始まってから、
(種子島に漂着してから)、480年がたったので、その記念として、
世界でその美術館のみ、この展示をしているのだということのようでした。

その時に初めて「あ、だからポルトガル…って、閃かされたんだ」と気づいたのです。
まさしく神仕組みのような出来事に、半ば脱力しながら帰ってきたという次第です。
その中の展示の仕方で、海外から見た日本のイメージなど、
面白い気付きがいろいろとありましたので、また、お伝えできればと思っています。

というわけで、旅報告はこの辺で終わりにして、
今月の雅楽をご紹介したいと思います。
以前にもご紹介したことがあるとは思いますが、雅楽といえば、越天楽。
今様といって、当時の「流行歌」もついていますので、歌詞と共にご紹介しますね。

「越天楽今様」 慈鎮和尚作歌・日本古謡
春のやよいの あけぼのに 四方(よも)の山べを 見わたせば
花盛りかも しら雲の かからぬ峰こそ なかりけれ
花たちばなも 匂(にお)うなり 軒のあやめも 薫るなり
夕暮さまの さみだれに 山ほととぎす 名乗るなり

というものです。実に美しい言の葉が付けられておりますね。
意味は、春、弥生の明け方に、周りの山々を見渡すと、
桜が満開なのでしょうか。雲のかかっていない峰はございません。
夏には橘の白い花が匂い、軒に咲く菖蒲も香るものでございます。
夕暮れには五月雨が降り、山ではホトトギスが鳴いております。…です。

先人たちが残してくれた美しい言の葉に護られ、
神々に護られているこの国に住まう、私たち一人ひとり。
朗々と胸を張って、調和の響きを奏でながら暮らしていきたいものですね。

それでは本年度もどうぞよろしくお願い致します。
体調を崩しやすい時期でもありますので、ご自愛くださいませ。
皆様、お元気で益々の弥栄を!

はせくらみゆき 拝

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